新聞は憲法をどう報じているか
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アサヒタウンズがT.Rさん(調布「憲法ひろば」世話人)の投稿を掲載

しんぶん「赤旗」が「憲法ひろば」を紹介
アサヒタウンズが「父と暮せば」市民上映会を紹介
衆院憲法特別委の設置決まる
自公民賛成、共社は反対
  <2005年09月22日 「朝日新聞」> 憲法改正手続きを定める国民投票法案を審議するための憲法調査特別委員会の設置が、22日の衆院本会議で自民、公明、民主党などの賛成多数で決まった。
 同特別委設置に反対した共産党の志位委員長は同日の記者会見で「強く抗議したい。憲法9条を変えて海外で戦争できる国にするという狙いは明瞭(めいりょう)だ」と述べた。同じく反対した社民党も又市征治幹事長が「憲法改悪に向けて、ただアクセルを踏み込むことに強い危機感を抱く」などとする談話を発表した。

自民改憲草案 9条に「自衛軍保持」
政党初条文化 海外派兵も明記
 <朝日新聞> 自民党の新憲法起草委員会(委員長・森前首相)は1日、新憲法草案の条文案を公表した。現行憲法が制定されてから、主要政党が条文の形で改憲案をまとめたのは初めて。焦点の9条は平和主義の理念は維持しつつも、「自衛軍」の保持を明記。自衛軍は「国際的に協調して行われる活動」にも参加できるとして、海外で武力行使を伴う活動にも加われる道を開く内容になっている。
 条文案は「第1次案」とされ、第1章「天皇」から第10章「最高法規」まで、現行憲法の構成を踏襲している。「前文」は7月の要綱案で、「日本の歴史、文化などを加える」などの指針が示されたが、今回は調整が間に合わず、盛り込まれなかった。自民党は今後、国民の意見を聞く地方ヒアリングなどを重ね、結党50年の11月までに正式な草案に仕上げる。
 第2章は「戦争の放棄」から「安全保障」に改められ、「戦争その他の武力の行使又は武力による威嚇を永久に行わない」とする一方、現行憲法にある「戦力の不保持」と「交戦権の否認」を削除した。新たに「自衛軍の統制」という項目を立て、自衛軍の活動は事前か事後に「国会の承認を受けなければならない」とした。
 現行の憲法解釈で、持ってはいるが行使はできないとされている「集団的自衛権」には触れていないが、起草委の舛添要一事務局次長は1日、「自衛には個別も集団も含まれる。その議論は終わった」と述べ、憲法解釈で行使も認められるとの立場を明確にした。
 「天皇」は現行通り、「日本国の象徴」とされ、「元首」化は見送られた。「国民の権利及び義務」では、「国民の責務」として、「自由及び権利には責任及び義務が伴う」とされた。環境権やプライバシー権などの「新しい人権」は、党内論議がまとまっていないとして、第1次案では盛り込みを見送った。
 宗教団体への公金支出の禁止は「社会的儀礼の範囲内にある場合」を除くとして規制を緩和。「地方自治」の章は新たに自治体の自主財源の強化の項目を盛り込むなどして大幅に充実した。
 憲法改正の手続きでは、国会での発議要件を、現行の衆参各議院の総議員の「3分の2以上」から「過半数」にハードルを下げた。 (2005年8月2日)

9条を全面改悪  自民が初の改憲条文案
「軍」を保持・戦争放棄削除も

 <しんぶん赤旗> 自民党の新憲法起草委員会(委員長・森喜朗前首相)は一日、「自衛軍を保持する」と明記するなど九条を全面改悪する内容の「新憲法第一次案」を発表しました。前文案については見送り、「国民の責務」などは、検討課題としています。自民党が条文化した改憲案を発表するのは初めて。十一月に公表する改憲草案に向け大詰めの作業を続けることになります。
 自民党案では、九条二項の「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」を削除。新たに「侵略から我が国を防衛し、国家の平和及び独立並びに国民の安全を確保するため、自衛軍を保持する」と明記しています。また、自衛軍が「自衛」活動のほか、「国際貢献」や「秩序維持」の活動を行うと規定。戦争を放棄した現行憲法の平和主義を全面的に否定しています。
 九条一項(戦争放棄)についても、「戦争放棄」という表現そのものをタイトルからも条文からも削除し、「戦争その他の武力の行使…を永久に行わない」と書き換えています。司法の項目で、「軍事裁判所を設置する」と規定しています。これは、軍の規律維持や逃亡兵の処刑など軍刑法的な裁判を念頭に置いたものです。
 国民の権利については、「自由及び権利には責任が伴う」「公益及び公の秩序に反しないように自由を享受し、権利を行使する責任を負う」と規定し、内閣が定める政令でも「法律の委任」があれば権利制限できる仕組みです。「公益や公の秩序」が個人の人権より優先するという考えを打ち出しています。
 信教の自由(二〇条)に関連し、国の宗教的活動の禁止については、「社会的儀礼の範囲内にある場合」を除外しています。
 国会については、政党の項目を新設。国が「その健全な発展に努めなければならない」として、政党の活動に国が介入する余地をつくりました。また、地方自治については、住民自治の考えを後退させています。
 改正の要件を、衆参各議院の三分の二以上の賛成から、過半数の賛成に緩和し、今後の改憲を容易にすることを狙っています。(2005年8月2日)

■自民・新憲法第1次案 9条改悪のポイント

●第2章「戦争の放棄」のタイトルを「安全保障」に書き換える
●9条1項の「戦争放棄」の文言を削り、「行わない」に書き換える
●9条2項(戦力不保持、交戦権の否認)を削除
●自衛軍の項目を新設 (1)「我が国を防衛」する「自衛軍」を保持(2)国際協調の活動(海外派兵)、「公共の秩序の維持」(治安出動)を行う(3)法令、国際法の遵守(4)自衛軍の組織、運営は法律で定める
●「自衛軍の統制」を新設 首相の指揮監督に服するなど
●司法(第6章)に、軍事裁判所の設置を明記



アサヒタウンズが

ふたたび報道!



12月7日
 朝日新聞・むさしの版
 「いよいよ翌日が集会」となった7日に、実行委員会のメンバーや奥平先生を取材して、集会の魅力を武蔵野の人びとに伝えてくれた「朝日新聞」(下)に感動した人は非常に多いと思います。都心の人から「調布は、市民も新聞もがんばってるね!」との声もよせられました。


12月2日
 アサヒタウンズ
 集会を1週間後に控えた12月2日に、「女性たちが劇仕立てで・・・」 「企画運営は全て市民の手による」など、私たちの思いと企画を取材して、ステキな記事に仕上げてくれた「アサヒタウンズ」(下)は、暮らしを踏まえて生き、それを守るために立ち上がる私たちに、大きな激励を与えてくれました。これを見て集会に来られた人も少なくなかったと思います。


12月9日
 「九条の会」ニュース
 運動のひろがりをよびかけて奮闘している「九条の会」は、全国各地での運動のひとつとして「調布の集会」を取り上げて、集会の翌日付けのニュース(19号)で全国に伝えてくれました。同ニュースの全体像はこちらで→

草の根で創意を生かして
 【東京・調布】 雑誌で「九条の会」のよびかけを読んだ社会保険労務士のOさんが「九条の会」事務局と連絡をとってポスターやリーフを活用、たちまち65人の人たちが実行委員に名乗り出て、「会」結成に向けての準備がすすめられました。
 「会」の名称を「憲法のひろば」とした発足集会は12月8日に開かれ、480 人の市民が参加。「講演を聞くだけでは動きにつながりにくい」と9人の女性たちが生活実感から憲法を生かす思いを語りながら、竹内常一・国学院大学教授、奥平康弘・東大名誉教授、堀尾輝久・東大名誉教授という同市在住の3氏と対話する構成にしました。
 参加者からは「新鮮だった」「感動した」などの感想が寄せられました。
12月10日
 しんぶん赤旗・東京版
 8日の集会には、集会の開催と「憲法ひろば」の発足を歓迎する市民のみなさんが会場いっぱいに参加。進行がかりの9人の女性たちと熱い心を交わしましたが、残念ながらマスコミはふたたび沈黙。その中で10日の「しんぶん赤旗」(下)は集会の模様を全都に伝えてくれました。

 
 
   
「9条の会」発足 著名9氏アピール
憲法いまこそ出番 改憲阻止の一点で手つなごう

 「自分の支えとなってきた柱が倒されようとしているときに何かしようと考えた」「黙って見ているわけにはいかない」「今こそ旬の憲法9条の価値を大いに使おう」。憲法改悪の危機がかつてなく高まるなか、世界に誇る日本国憲法を守り、発展させようと、日本の知性と良心を代表する文化人九人が呼びかけ人になって10日、「9条の会」が発足しました。
憲法第9条
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
 呼びかけ人は井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子の各氏です。このうち、東京都内で開かれた記者会見には大江、奥平、小田、加藤、鶴見の各氏が出席。そうそうたる顔ぶれに、この種の記者会見としては異例の約八十人の報道関係者が集まりました。
 加藤氏は「会」の性格として、「9条の問題で大小のさまざまな団体が活動しているが、横の連絡がほとんどない。これらの横のネットワークづくりをしたい」とのべました。大江氏も「憲法九条を守ろうというさまざまな声が集まる『萃点(すいてん)』の一つとして、この会を広げたい」とのべました。

 出席者は「武力をもってしてテロはなくならないことが証明された。今こそ、憲法9条の出番」(小田氏)「九条を国際的にもポジティブ(積極的)に押し出していくことが大事」(奥平氏)など、単に改憲の動きに抵抗するだけでなく、憲法の意義を積極的に訴えることの重要性を強調しました。

 9氏が呼びかけたアピールは「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます」とのべています。

 「会」の最初の行動として7月24日に講演会を開きます(場所は未定)。また、政治的立場を超えて、幅広い人々にアピールへの賛同を働きかけます。 (04年6月11日(金)「しんぶん赤旗」)
「9条の会」アピール   (全文)
日本国憲法は、いま、大きな試練にさらされています。
ヒロシマ・ナガサキの原爆にいたる残虐な兵器によって、五千万を越える人命を奪った第二次世界大戦。この戦争から、世界の市民は、国際紛争の解決のためであっても、武力を使うことを選択肢にすべきではないという教訓を導きだしました。
侵略戦争をしつづけることで、この戦争に多大な責任を負った日本は、戦争放棄と戦力を持たないことを規定した九条を含む憲法を制定し、こうした世界の市民の意思を実現しようと決心しました。
しかるに憲法制定から半世紀以上を経たいま、九条を中心に日本国憲法を「改正」しようとする動きが、かつてない規模と強さで台頭しています。その意図は、日本を、アメリカに従って「戦争をする国」に変えるところにあります。そのために、集団的自衛権の容認、自衛隊の海外派兵と武力の行使など、憲法上の拘束を実際上破ってきています。また、非核三原則や武器輸出の禁止などの重要施策を無きものにしようとしています。そして、子どもたちを「戦争をする国」を担う者にするために、教育基本法をも変えようとしています。これは、日本国憲法が実現しようとしてきた、武力によらない紛争解決をめざす国の在り方を根本的に転換し、軍事優先の国家へ向かう道を歩むものです。私たちは、この転換を許すことはできません。
アメリカのイラク攻撃と占領の泥沼状態は、紛争の武力による解決が、いかに非現実的であるかを、日々明らかにしています。なにより武力の行使は、その国と地域の民衆の生活と幸福を奪うことでしかありません。一九九〇年代以降の地域紛争への大国による軍事介入も、紛争の有効な解決にはつながりませんでした。だからこそ、東南アジアやヨーロッパ等では、紛争を、外交と話し合いによって解決するための、地域的枠組みを作る努力が強められています。
二〇世紀の教訓をふまえ、二一世紀の進路が問われているいま、あらためて憲法九条を外交の基本にすえることの大切さがはっきりしてきています。相手国が歓迎しない自衛隊の派兵を「国際貢献」などと言うのは、思い上がりでしかありません。
憲法九条に基づき、アジアをはじめとする諸国民との友好と協力関係を発展させ、アメリカとの軍事同盟だけを優先する外交を転換し、世界の歴史の流れに、自主性を発揮して現実的にかかわっていくことが求められています。憲法九条をもつこの国だからこそ、相手国の立場を尊重した、平和的外交と、経済、文化、科学技術などの面からの協力ができるのです。
 私たちは、平和を求める世界の市民と手をつなぐために、あらためて憲法九条を激動する世界に輝かせたいと考えます。そのためには、この国の主権者である国民一人ひとりが、九条を持つ日本国憲法を、自分のものとして選び直し、日々行使していくことが必要です。それは、国の未来の在り方に対する、主権者の責任です。日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、「改憲」のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力を、いますぐ始めることを訴えます。
2004年6月10日

 井上 ひさし(作家)
 梅原 猛(哲学者)
 大江 健三郎(作家)
 奥平 康弘(憲法研究者)
 小田 実(作家)
 加藤 周一(評論家)
 澤地 久枝(作家)
 鶴見 俊輔(哲学者)
 三木 睦子(国連婦人会)

      9氏の略歴
   井上 ひさし=1934年生まれ。劇作、小説の両方で大活躍。日本ペンクラブ会長。
   梅原 猛=1925年生まれ。古代史や万葉集の研究から築いた「梅原日本学」で著名。
   大江 健三郎=1935年生まれ。各時代や民衆の歴史を想像力を駆使して小説で描いてき
           た。ノーベル文学賞受賞。
   奥平 康弘=1929年生まれ。「表現の自由」研究の第一人者。東京大学名誉教授。
   小田 実=1932年生まれ。ベトナム反戦などで活躍。地元・兵庫で震災被災者の個人補償
           求め運動。
   加藤 周一=1919年生まれ。東西文化に通じた旺盛な評論活動を展開。医師でもある。
   澤地 久枝=1930年生まれ。戦争による女性の悲劇を次々発掘。エッセーも。
   鶴見 俊輔=1922年生まれ。『思想の科学』を主導。日常性に依拠した柔軟な思想を展開。
   三木 睦子=1917年生まれ。故三木武夫元首相夫人。アジア婦人友好会会長を務めるな
           ど国際交流活動で活躍。