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これが評判の12・8集会
広島合唱団「ねがい」
調布「憲法ひろば」の愛唱歌

480人の参加で熱い連帯
調布「憲法ひろば」の発足を確認

憲法「9条の会」の呼びかけに応える12・8集会in調布
 「改憲を許さず、平和憲法を地域と暮らしに活かそう」・・・・。12月8日夕、調布市文化会館の「くすのきホール」いっぱいに、480人の市民のみなさんが集まって、『憲法「九条の会」の呼びかけに応える12・8集会in調布』を開催しました。
 集会は、調布狛江合唱団のうたごえの中でオープン。調布のまちで「普通の暮らし」を営む9人の女性たちが、生活実感の中から昨今の世相への不安や思い、憲法を活かす願いを語り合いながら、3つのシーンで3人の専門家(竹内常一さん、奥平康弘さん、堀尾輝久さん)と対話し、会場の参加者といっしょに考えるという構成で進められました。    専門家の3氏が「脇役」に徹し、女性たちの語らいを温かくサポートすることを通して、憲法のなし崩しの改悪が子どもたちの生きいきとした成長を阻んでいること、そもそも憲法は国民に義務をおしつけるものではなくて国民の側から権力を制御するものであること、憲法とその9条の改悪に先行して改悪が企てられている教育基本法を護らなければならないこと、などを次つぎに明らかにされました。    集会のしめくくりでは、「このまちで普通に平和に暮らしたい・・・・『戦争する国』はイヤ!憲法9条を活かし子どもたちに明るい明日を!」という市民のみなさんへの呼びかけ()を参加者の大きな拍手で確認。この集会を期して発足させる「憲法『九条の会』調布のひろば」(略称=調布『憲法ひろば』)を「いつでもだれでもアクセスできる場」に育てていこうと誓い合いました。

 参加者から寄せられた「私もひと言カード」には、「新鮮な構成だった」「分かりやすかった」「感動した」「調布でこんなに色んな人びとが集まる集会ははじめて!」などの熱い共感のことばとともに、調布のまちに憲法を護り活かすひろばが生まれたことを喜ぶ声が多数寄せられました。 

▲ 会場いっぱいの参加者のみなさん
▲ 竹内常一さん(教育学者)とベンチで語り合う
▲ 奥平康弘さん(憲法研究者)と応接間で・・・
▲ ▼ 舞台背景を飾った画像
  「この集会を創る過程で、市民の力というものを実感しました、いろんな立場の人が集まり、話し合い、時にはぶつかり合って、それぞれが自分の分担課題を見極めて、誰に強いられることなく動いていく、今まで経験しなかったことです」(Aさん)、「私も大発見したって感じています。よく大同団結とかゆるやかな団結とか言うけれど、それって、小さな違いは気にせずに大きな目的のためにつながろうなどという意味ではないんですね。違いを違いとしてはっきりさせることで、一緒にできることもはっきりする。たいへんかもしれないけど、そういう作業をきちんとやり続ける、そういう話し合いをすることで真の信頼感も生まれるんだと思います」(Tさん)、「信頼感を持つってとても大事ですよね。でも今は、特に教育の場では、親同士、親と教師の信頼感を深めるための保護者会すら減ってきて、形式化しているPTAの役員をどう逃れるかしか考えられない。そういう中で、子どもたちにだけ信頼感を育もうと言っても無理ですよね。大人はちっとも仲間づくりをしないでおいて、子どもには友達が大事よなんて、大人って勝手なことばっかり、ですよね。子どもたちは、とっても敏感にそういう大人の身勝手さや処世術を感じて、人への不信感を募らせているんじゃないかしら」(Kさん)。・・・女性たちの発言に大きな拍手がわきました。
▲ 思いのたけを実によく語った女性たち
▲ 堀尾輝久さん(教育学者)と「ねがい」を歌う
▲ 調布狛江合唱団と集会実行委員のみなさん