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2008年8月23日 笹本 潤 〜米州人権保障機構・編 2008年6月から12月まで、コスタリカに留学して人権裁判所や国際法のことを勉強しています。 コスタリカは日本と並んで軍隊を持たない憲法を持っている国です。しかも日本と違って本当に軍隊がいない。そんな国に招かれて平和や人権について思いっきり学んでみようと、昨年留学を決意しました。
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しかし、難しい論点もたくさんあります。原爆の投下は米州人権宣言ができた1948年よりも前であること、米州諸国の外部で起こった人権侵害にも審理が及ぶか、などです。直ちに答えが出るような問題ではないですが、被爆の被害が現在でも続いていることや、人権委員会の地域的管轄も徐々に広がってきていること、そしてこのような被爆者の願いを支える運動があること、など有利な条件を生かして個人請願が実現できるように引き続き調査をして行きたいと思います。 アジアで地域共同体や人権裁判所をつくるのはどうでしょうか。米州の場合、機構の確立と共に、人権保障体制の保障システムを位置づけています。そのため、単に地域機構と人権裁判所が孤立して存在しているのではなくて、米州の人権を米州全体としてどう保障していくのかという観点からの制度が確立しているのが特徴です。 もちろんこのようなシステムがあるからと言って直ちに紛争や人権侵害がなくなるものではありませんし、現にたくさんの紛争や人権侵害が起こっています。しかしこのような地域共同体全体の仕組みがなければもっと大変なことになっていたでしょう。 このような地域的な法的システムにおいては、先に挙げた地域機構の理念や人権のカタログなどの理念を基準に判断されますから、その時々の政治情勢や力関係に基づいて恣意的なことが行われにくくなります。そして国内の裁判や立法などでは解決できないことも、地域共同体の人権保障システムが解決できた事例がいくつもあります。アジアにもこのような地域の人権保障システム、紛争解決システムが求められています。 |
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2008年6月22日 高部 優子 2008年6月から半年間の予定でコスタリカでの生活を始めました。 コスタリカは結構すごしやすいです。 気温は日差しの下だと暑いけど、朝晩は涼しいです。 初夏の軽井沢って感じです。 でも今は雨季なので、午前中は晴れているけど、午後になるとたまに雷や雨が降ります。 私たちがコスタリカに到着した日も、雷がすごくて・・・。 もうすぐ飛行機がコスタリカ空港に到着するとき、とてもきれいな満月が見えて、その下に積乱雲の中の激しい雷が見えました。 めずらしい光景で、感動して見てました。 が、その後いつまでたっても空港に到着しないんです。 やっと着いたと思ったら、なんとパナマでした。 コスタリカ空港が、積乱雲と雷のところだったようで、あまりの雷と雨で着陸できなかったようです。 パナマでは飛行機に缶詰で3時間。 その後なんとマイアミまで引き返しちゃって、6時間空港でウロウロさせられて(夜中でしたがホテルは支給されませんでした・・)、コスタリカに着いたのは日本を出てから40時間後でした。
彼は、「米州にも欧州にも人権裁判所があるけど、アジアにはない。もしアジア人権裁判所ができたら、”慰安婦”とか毒ガス、戦後補償問題あれこれ、在日、靖国などなどそこで訴えを起こせる」と言っていました。 私の大学院の研究テーマである紛争予防、解決の方法に合致している点もあるので、頑張って勉強します。 中南米では安全だと言われているコスタリカでも、最近とても危険になったようで、ビデオカメラを持って1人でのんびり撮影、というのはできていません。 でもスキをみて撮影して、みなさんにコスタリカの映像をもって帰りたいと思っています。 |